ワシントン、2025年7月31日–世界銀行グループは本日、世界銀行グループ保証プラットフォームを統括する多数国間投資保証機関(MIGA)の長官に、山本力氏を任命すると発表した。山本氏は現在、みずほフィナンシャルグループで常務執行役員兼グローバルトランザクションユニット長を務めている。
「山本力氏はみずほフィナンシャルグループで30年以上にわたり銀行・金融業務に従事してきた」とアジェイ・バンガ世界銀行グループ総裁は述べた。「雇用創出のための民間部門動員において保証が重要な役割を担う中、山本氏の専門性は我々の保証事業拡大にとって極めて重要である」
山本氏は、途上国と先進国の両方において銀行業務および国際金融業務で傑出したキャリアを築いてきた。現在は、みずほフィナンシャルグループのグローバル戦略において重要な役割を担っている。1991年にみずほ銀行の前身のひとつである第一勧業銀行に入社して以来、米州、アジア、ヨーロッパの幹部職を含め、国際金融業務の分野でさまざまな責任ある役職を歴任してきた。
山本氏は、主要なステークホルダーとの関係構築やグローバルプロジェクトの推進において豊富な経験を有する。特に、国際協力機構(JICA)との協調融資プロジェクトで、新興国のインフラ整備を支援する投資イニシアチブを推進した。グローバルトランザクションユニット長としては、インドのフィンテック企業と協力してサービス拡大を主導し、電子銀行保証のデジタル化を推進した。慶應義塾大学にて学士号、スタンフォード大学経営大学院にて修士号を取得している。
山本氏は、俣野弘氏の後任として、MIGA長官に就任する。俣野長官の在任中、世界銀行グループ各機関のすべての保証プロダクトがMIGAに集約され、世界銀行グループ保証プラットフォームとして運用を開始した。保証プラットフォームの25年度の保証総額は123億ドルで、前年から19%増加した。
山本氏は本年12月初旬にMIGA長官に就任する。
世界銀行グループ保証プラットフォームについて
世界銀行グループ各機関のすべての保証商品と専門家をMIGAに集約し2024年に運用開始。簡素化された包括的な保証ソリューションを提供することで、ニーズに最も適した保証商品をクライアントが選択できる。このプラットフォームは、プロセスを合理化し、重複を排除し、途上国への投資のリスクを軽減することで、よりアクセスしやすい環境を提供する。2030年までに世界銀行グループの年間保証発行額を200億ドルに引き上げることを目標としている。
保証プラットフォームに関する詳細は、https://www.miga.org/world-bank-group-guarantee-platform をご覧ください。
最新情報は、https://twitter.com/MIGA および https://www.linkedin.com/company/wb-miga をご覧ください。
お問い合せ
ワシントン:Elizabeth Howton, (202) 458-5922 or ehowton@worldbankgroup.org